アオリ強化月間第４弾。

台風一過のいいお天気。

晴れの予報だが，北風が結構強く吹く予報。

先週はうねり，今週は北風と厳しい条件になりそうだ。

いつものようにアジを仕入れて

現在は愛媛県産のアジ。

数百万円単位で仕入れているそうな。

貴重なアジを１匹でも無駄にしないようにせねば。

太平洋の潮は瀬戸内のように一日を通して決まった時間に変わることがないので

潮の流れや風の向きが変わらなければ

一日中先流れになる釣り座と後流れになる釣り座に分かれてしまう。

アオリ釣りの場合先流れが圧倒的に有利なので釣り座はくじ引き。

かつ３時間ごとに前後でぐるっとローテーションしてみなさん公平になるように。

今回は右舷ミヨシからスタート。

出航後南へ進路をとる。

ワタリの瀬で釣り開始。

一投目　釣り開始５秒でガタガタッと魚系のアタリ。

いきなりエソとは…

仕掛けはズタズタに。

次の流しは根掛かり

アオリ釣る前に仕掛けを２個ロストとは。

しかしここから開幕ダッシュ

順調にアタリを拾って

一流しに２杯　３杯と

手返しを速くして数を伸ばしていく。

アオリの釣り方についてはコチラを参考に。

先週は一日中下り潮が流れていたが

今日は上り潮がいい感じで動いているようだ。

久々にこの方もご一緒。

今のところ海は比較的穏やかなんですが…　荒れる予感。

台風の影響か海は若干濁っていた。

イカ・タコ系は極端に水潮を嫌うようだが

沖は濁り程度でそれほど影響もなさそう。

スカ合わせが何度もあったが，

わずかな前アタリを逃さないように全神経を集中して…

今シーズンから合わせのタイミングを少し変更。

誘いや聞きアワセをできるだけ入れず

アジが海底付近で上下しないようにした。

シラサで釣るメバルの感覚で。

竿先をできるだけ下にして海面近くで構え

アオリが触腕でアジを抱いた瞬間を察知して即合わせ。

極端な話　コンマ１秒の早掛け勝負。

これまで以上に神経をすり減らすアタリの取り方。

昼までに２０杯クリア。

いいポイントに入れば一流しで２杯３杯と連発。

連発のコツはできるだけ手返しを速くすること。

１杯掛けたら水面でアオリを掬いタモで揺すってフックを外し

アジは水中につけたままにして再び仕掛けを落とす。

アオリに印を付けてをイケマに投入している間に仕掛けが着底。

アオリ取り込みから次のアタリを待つまでの間を１０～１５秒ほどで。

１匹のアジで２杯のアオリ。

今回は一石二鳥ならぬ一アジ二アオリを５回ほど成功できた。

一アジ三アオリも１回。

そのためにはカエシなしの掛け針を使い（タモで揺すっただけで掛け針外せる）

アジの頭をかじられる前に超早合わせをして（かじられて死んだアジではダメ）

タモ網に掛け針がからまないラバーネットを使い（ネットに掛け針掛かると直すのに何分もかかる）

この調子だと一日４０杯も夢じゃない？

しかしいつものようにお日様が頭上に来ると

食いが極端におちてきた。

八千代丸とならんで。

潮も変な感じの二枚潮になったみたいで

すっかりアタリが遠のいてしまった。

渋くなった中　わずかなアタリをとらえ

２５杯目。

午前中の勢いはどこへやら。

釣り座を艫に変わってから一気にペースダウン。

予報通り北風ボコボコ～　

やはりあの方の…

状況を打破すべく

大島方面へ移動。

２週間前はまだ早かったせいか

全くアタリのなかったポイントだ。

水深は５０～６０ｍ

ここでもアジを抱きにきた瞬間を逃さず電撃合わせ。

水深６０ｍの深場には成長の早い良型が潜んでいる。

合わせそこないスカ流れになってしまうこともあったが

アタリが再び出始めた。

ここから連発モードに突入して一流しで５連発。

一気に３０杯を突破した。

１６時　終了

心地よい疲れとともに大島をあとに。

５人で７７杯。

魚系のアタリはみなさんあったもののことごとくブレイク。

想定外のアオリ連発。

飲ませ釣りでこれまで２０数杯というのは何度かあったが

３３杯は自己新記録。

この釣りを始めた十数年前は一日釣っても２，３杯だった。

一人で５，６杯，一船３０杯も釣れたら大漁だった。

なぜ釣れないのかどうしたら釣れるようになるのか試行錯誤の結果

徐々に現在のスタイルが確立されてきた。

１０杯釣ったら見えてくる世界と

１００杯釣ったら見えてくる世界とは違うし

１０００杯釣ったら見えてくる世界はまた違う。

こだわるところとこれまでのこだわりを捨てるところを見極めながら

まだまだ進化を続けていかないとアオリに勝てないというのが

この釣り最大の魅力なのである。

本日の釣果　アオリイカ胴長～２８ｃｍ　３３杯